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下痢(げり)とは、健康時と比較して、非常に緩くてゲル(粥)状・若しくは液体状の糞である。主に消化機能の異常により、人間を含む動物が患う症状である。 軟便(なんべん)ともいう。 なお、軟骨魚類・両生類・爬虫類・鳥類および一部の原始的な哺乳類の糞便に関しては、元々消化器官が原始的であることや、体の構造上で全排泄(しかも出産や産卵まで)を総排泄腔で行うため、軟便が普通である。
通常、便は大腸内にて水分を吸収された上で排出されるが、何らかの原因で水分を多分に残したまま便意を催して排出される事がある。これが下痢である。 日常に於いて最も多く見られる原因としては ・食べ過ぎによる消化不良 等であるが、赤痢やコレラと言った伝染病や、クリプトスポリジウムといった病原性原虫や寄生虫の寄生でも発生する上に、結果的に死に至る場合もあるため、たかが下痢と侮らず、少しでも続くようなら医者に相談した方が賢明である。 特に海外旅行の後で症状が出た場合には尚更である。 日本国内での下痢の要因は、通常は病原体によるものではなく、神経性のものが多いようである。 日常生活(職場生活・学校生活など)のストレスの多さが主因とされる。
下痢は、消化能力の機能低下や、毒物の服用・何等かの感染症によって発生する症状である。 便が非常に柔らかくなる以外の主な症状としては 腹痛 脱水症状 虚血 悪心 食欲減退 疲労や体力消耗 等が挙げられる。特に大腸での水分吸収が行われない為に生じる脱水症状は危険である。
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