腸結核は典型的には回盲部に起こり、クローン病との鑑別が問題となる。ただしその他のどの部位もおかされうる。
■症状
慢性的な腹痛、閉塞症状、体重減少、下痢などである。
50%未満の患者では活動性肺結核を伴い、胸部レントゲンで認めることができる。大腸内視鏡検査にて多発潰瘍、潰瘍化した集塊、無茎性ポリープ、小憩室を認める。
診断確定は、大腸内視鏡下の生検にて乾酪性肉芽腫を認めたり結核菌培養が陽性であるときである。生検標本のPCRによる結核菌DNAの検出は、迅速で最も感度が高い。
■合併症
腸閉塞、出血、瘻孔形成がおこることがある。
Wikipediaより転載
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