「私はたしかに食べるのが大好きで、油断するとすぐお腹が苦しくなるまで
食べちゃう。でもコレといって体の調子が悪いこともないの。
少し便秘気味だけどどっか痛くなるわけでもないし、胃がもたれたりもしないもの」
「でもね、いつも食べすぎているとね、体に病気のきざしや異常の芽があっても、
気がつかない場合があるのよ」
「えっ?なんで食べすぎていると気がつかないの?」
「それは、食べすぎていると知らず知らずのうちに、体はむしばまれて、
弱くなってしまうからなの」
「え〜〜〜〜!?」
「ほんとうに健康だったら、ほんのわずかの病気のきざしが、
わかるものなんですって。食べすぎて弱くなった体では、大腸ポリープが
ガンのかたまりになるまで、まったく気がつかなかったりするんですって」
「でも、よくテレビなんかで大腸ポリープや大腸がんは、ほとんど痛みや
なんかがないから気がつきにくいものだって言うじゃない?」
「だったら、世の中のだいたいの人が食べすぎているってことよ」
「えーーーーーっ!!!」
これは本当の話です。
「体の異常を察知する感度」が、
健康な体と不健康な体のちがいを決定づけるのです。
食べすぎていると、異常を察知する感度がにぶくなってしまうのです。
たとえば、朝昼夜と三食、たっぷりと満腹になるまで食べて、
そのうえ夜食まですることが習慣になっている人が、数日間、
1日2食にして一回の食事の量も少なくし、夜食もとらないようにしてみると、
みるみる体が軽くなってきます。
しかし、その後また以前の過食の生活にもどしてしまうと、以前はちっとも
不調に感じられなかったのに、体調が悪いのを敏感に感じとってしまうのです。
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